臼杵山 真言宗 天光寺

東京都西多摩郡檜原村にある天光寺では「企業研修」「社員研修」を行っております。「除霊」「お祓い」や「水子供養」「先祖供養」「護摩焚き(供養)」のご相談はもちろん、「ヒーリング」「体験修行」「滝行」「写経」「瞑想」といった半日体験修行ができます。

感想文・体験談

企業研修の感想文・体験談

  • 今回の一泊二日の企業研修を行う前に思っていたイメージとして、もっと精神統一など、自分と会話する行が多いと思っていましたが、実際は、あいさつの練習や写経、滝行といった苦しい行を行い、それに耐えながら自分を見付け直す行が多かったので多少驚きました。正直、私は小さい事からサッカーをやっており、体力には自信がありました。

    しかし、初日の挨拶の練習の正座で気持ちがくじけそうになり、自分のメンタルの弱さに気付くことができました。恐らく、一人でこの行をやっていたらくじけて途中でリタイヤしていたかもしれません。しかし一緒に参加した同期のメンバーの頑張っている姿を見て、自分も頑張ろうという気持ちになり、これがチームワークというものだと分かることが出来ました。なので、他のメンバーが苦しそうにしていて、自分にまだ余裕があった時は、自分が他のメンバーを助けようと思い、より大きな声を出すようにしました。つらそうにしている仲間がいる時は、自分がその仲間を助け、逆に自分がつらく助けて欲しい時には仲間に助けて貰うチームワークこそが会社という組織にもっとも大切なことではないかと思いました。

    学生の時は、友達を選ぶ際に、自分の趣味や好きな物、性格が合う人を選ぶことが出来ますが、会社の同僚は選ぶことはできず、特に仲良くしなくても仕事は出来るかもしれません。しかし、それでは、いい会社に緒はなれないと思います。やはり、いざという時に助け合える仲間を持つ事で、自分の為にもなりますし、ゆくゆくは会社の業績にも繋がっていくと思います。

    今回の寺修行を通して、一泊二日と短い間でしたが、仲間の思いやりや大切さに気付くことが出来ました。二十年後や三十年後に今回の寺修行の思い出をみんなで語り合うことが出来る日を楽しみにしていようと思います。

    この修行が始まる前の自分の目標として、自分を見付け直すという事と、集中力を高めるという目標を掲げました。集中力を高めるという点に関しては、一つの事だけに集中すればいい時は、集中する事が出来ると思います。しかし、正座をしていて足が痺れて来た時や、滝に打たれて苦しくなっている時などといった他の雑念がある時に、その雑念を消して他のことに集中することの難しさを改めて感じる事ができました。また、それが出来る様になって初めて集中していることだと思いました。しかし、滝行の最後の方は息苦しさも消えて、頭の中を無にする事が出来た様な気がしました。

    自分を見つめ直すという点に関しては、写経の時に言われた積極性がないと言う自分の欠点を再認識することができました。仕事において積極性がないと、上司や同僚に言いたい事が言えず、時にはそれが悪い結果に繋がってしまう可能性もあると思います。今すぐに積極的になれと言われても無理かも知れませんが、これも写経の時に言われた「男らしい」と言う言葉を自信にしながら積極的になっていこうと思いました。

    この研修で学んだ事を忘れずに今後の社会生活を頑張っていきたいと思います。

    企業研修としてこちらで修行させていただく前は、集中力が続かなく、会社で働いている時も連続した単調作業ではミスをたまにしてしまう事がありました。しかし本を読む時などは、集中出来るので、その作業に集中できていないだけだと思っていました。なのでこの研修では、どのようなことでも集中する事を目的としていました。またどのような事も我慢出来る忍耐力を鍛える事も目的としていました。

    企業研修、一泊二日を終えて、様々な考えが変わりました。まず始めに行った挨拶では、今までの人生で一番長い正座をしました。最初は声が小さいなどと言われましたが、後半では足の痛さにいつ悲鳴を上げようかとも思いましたが、誰一人文句も言わずに頑張っているのだから頑張ろうという仲間意識が生まれました。次に行った三禮では、途中、腰が悲鳴をあげながらですが、やれるだけのことをやりました。最近の自分の生活では、何かをやれるだけのやる前に諦めてしまう事が多く、やれるだけのことをやる、ということを今回久々に行い、思い直すことが出来ました。次に行った光明真言では、千回やると言われ、いつ終わるのだろうと思いましたが頑張りました。途中で自分が何を言っているのかも分からなくなっていました。しかし最後までやりきることができ、やりきると言う事を学びました。写経では、人より書く事が遅く、人並みになることの大事さも学びました。

    二日目、お百度参りでは、全力で走り、礼をしていき、全力を出すということも学びました。最後の滝行では、冷たい水の中、滝に入りあぐらで座るなど、信じられないと思いました。入る前に思っていたより冷たく、滝の勢いは強く、10分程入ると言われ、出来るわけがないと思いましたが、これは今回一番身に付けたかった集中力を鍛える機会だと思い、頑張りました。そうして今回の研修を終えてみると、様々なものを思い出し、身につける事が出来ました。

    仲間意識、やれることだけのことをやる、やりきる、人並みになる、全力を出す、集中力を出す、今思えばどれも初めから持っているはずのものでしたが、二十歳にもなるとできなくなっている事が多く、どれも出来なきゃ今後は辛いと言う事が改めて身に浸みました。今後、会社に戻り、ここで学んだことをぞんぶんに発揮していきたいと思います。

    また、今回法話を聞かせて頂いて、人脈の大事さ、お金では買えない幸せ、人との出会いなど、大変心に残る言葉を頂きました。自分の考えとは違う考え、人生論を聞くことで、新しく自分に取り込むことが出来る物が多く、自分も他社に自分の考えを話せるだけ、明確な形を持って行動していきたいと思いました。