真言密教とは

真言宗とは、弘法大師(空海)の立教開宗による、仏教の心髄の教えを説く宗派です。弘法大師によって、平安時代のはじめに中国から日本に伝えられた神秘的な宗教で、「密教」の「密」とは「秘密」を意味します。秘密といっても、その内容が隠されているということではありません。その教えがあまり深遠で、その境地に達したもの以外にはうかがうことができないことを、意味しているため「秘密仏教」、すなわち「密教」と呼ばれました。
真言密教を会得することにより、「悟り」へと近づくことができます。
密教の根本の仏様は、宇宙の本体であり、絶対の真理である「大日如来」です。


真言宗の根本のおしえ

大日如来の智慧に目覚めるために、次のことを求めます。
菩提(ぼだい)の心を起こし、佛の祈願を堅く信じ、すべてのもの本性(ほんしょう)が清浄(しょうじょう)な心であることを、ありのままに知ることです。この世のすべてのものを愛する心と、真実を求める心を堅く持って、行いと言葉と心のすべての働きを通じて、真理を悟り、実践する佛の智慧に気づくことです。
自分自身が本来持っている、「佛心(ぶっしん)」「限りない人格」「悟りの世界」を、「今このとき」に呼び起こす即身成仏に求められます。


真言「マントラ」とは

真言(マントラ)・陀羅尼(ダーラーニー)は、音として宇宙の真理を集約したものです。いずれも本来はサンスクリット語で発音されます。神秘的な音声や聖なる呪文が、その意味、内容とは別に、そのもの自体に不思議な威力が備わっています。

それは、災いを除き、幸福をもたらす力を持っているのです。仏教でも、経典を唱えたり、それを聴聞することによって、様々な災難から逃れられるという信仰があります。翻訳された経典でさえ、そうした力があるのですから、本来の古代インドの音韻を持つ真言、陀羅尼にさらなる功徳が期待されるのは当然でしょう。口密は、そのような目的のために行なわれます。また、呪文そのものの持つ効果も、当然期待されます。

一方、ダーラーニは、中国に(総持)と訳されるように精神を一定の状態に保つことを意味します。精神統一し、心を一定に集中することによって、ある種の念力が生まれ、それが記憶力の増進にも役立つとされます。

陀羅尼はそれを唱えつつ、精神集中を行なうと、その過程で自然に、呪的な能力を身につけられるものだといわれています。そして、精神集中によって瞑想の度合いを高め、宇宙の真理を集約した聖音をさらに唱え続けるという相互作用の中で、行者は目覚めを獲得して行くのです。

インドの後期仏教、タントラ仏教では、宇宙は聖音オームから展開したものだ、と考えています。生物であれ無生物であれ、この宇宙のすべての存在は、ある特定の周波数をもって振動音―振動を、それぞれ凝縮した(音)だと考えられているのです。音は形の反映であり、形は音から生まれるものなのです。真言、陀羅尼を唱え続けることによって、行者が宇宙の真理と、ある瞬間合一する体験を獲得できるのは、当然のことと言えるでしょう。


弘法大師

弘法大師

「お大師」さまの名称で親しまれている弘法大師は、774年讃岐の国(現在の香川県)において、お生まれになりました。
成長されたお大師さまは出家されて、得度をされました。
その後唐(現在の中国)に渡り、恵果和尚より灌頂を受け「遍照金剛」の名を授けられました。
その後、日本にお戻りになり、広く密教の教えを説かれ、多くの人々を導かれました。


高野山

高野山は弘法大師 空海が、弘仁7年(西暦816年)に高野山に真言密教の根本道場として、お開きになられました。
標高1000メートルの前後の山々に囲まれた平坦地にお堂が立ち並び、八葉峰、八葉山に囲まれ、まさに聖地にふさわしい霊山です。


真言宗のご本尊

真言宗のご本尊は大日如来です。
天光寺のご本尊もこの大日如来(マハーヴァイローチャナ)様です。
大日如来の真言は
「オン アビラウンケン バザラ ダトバン」
と唱えます。


天光寺の祭壇。中央が、本尊大日如来


真言と種字

真言密教を印象づけるものとして「真言」と呼ばれる呪文のような言葉と「種字」と呼ばれる仏をあらわす文字の二つがあります。
真言は、サンスクリット語のマントラの音訳であり、祈祷や呪文などの意味をもつ言葉です。
この言葉の霊力で、人々の願いを叶えることができ、様々な利益(りやく)を、得ることができるとされるものであります。
種字は、仏や菩薩などを梵字一文字で表現したものです。梵字とは、梵語を記すために用いる文字のことです。

種字曼荼羅
種字曼荼羅


胎蔵界曼陀羅とは

胎蔵界曼陀羅とは、大悲胎蔵曼陀羅といい、菩提心、大悲、方便という大日如来に完全に具わっている仏の真実のあり方を図にしたものです。

生命の誕生が母胎に生を宿すことから始まり、肉体を形作り誕生するように、菩提心を宿す者が、次第に大悲を育むことが「大悲胎蔵」であり、誕生者が学習により様々な活動行なうように、大悲を成育させた者が衆生を救済する生命活動(方便)を展開し、究極の生を満足させるのが「生曼陀羅」です。

胎蔵界曼陀羅とは、母胎を意味し、仏の真実が、あたかも母親の胎内に蔵され、やがて時を得て出産するような、実在の世界像を表してます。金剛界が「智」に対して「理」の表現と言えます。

胎蔵界曼荼羅
胎蔵界曼荼羅



金剛界曼陀羅とは

荘厳なる大宇宙のヴィジョンの曼陀羅。
ありとあらゆる仏たちがいます。ひとつ一つが、その意味が認められ、中心となるべき仏のもとに配置されています。秩序と調和、多様性の合一。これこそが、密教の提示する大宇宙のヴィジョンです。
揺らぐことのない完成された図案、構図であり、見るものを超越的な空間へと誘う、イマジネーションの源泉と言えるでしょう。

「金剛界曼陀羅」とは、「金剛如来」の曼陀羅という意味であり、大日如来自らを「一切義成就菩薩」として現し、修行の末に「如来」となって開眼した悟りの世界です。

大日如来は、成道以前の釈尊すなわち「一切義成就菩薩」(全ての目的を達成する菩薩の意)となってこの世に現れました。この菩薩は苦行の果てに「一切に如来」から、悟りに至る真実の修行方法です。
金剛とは「悟りの智慧を体現する大日如来を、中心とした諸尊の集まりです。


金剛界曼荼羅
金剛界曼荼羅

法話
ビックバン

仏教の教え

私達の住む宇宙は、137〜138億年以上前に起こった「ビック・バン」によって発生し、現在でも広がり続けています。
137〜138億年以上前まで遡れば、私達の住む宇宙は全てが一つのものに集約されるということです。

太陽も月、地球もそして、そこに生きている人間も動物も植物も、さらに山も川も海も、全てが宇宙のビック・バンから発生しています。
仏教では、この「集約される一つのものを、大いなる命」と説き、この「宇宙生命の根源」を「大日如来」と表現します。


すべてのものは変化する

仏教の言葉に「諸行無常」というものがあります。
行とは「この世の現象」をさします。
この世はすべてのものが変化し、永久不変のものは何もないと言うことです。
万物は無常であり、常に変化していきます。私達はそれに順応して、生きていかなければなりません。
人生には、必ず苦や悩みがあります。この苦や悩みに直面した時、私たちは、悲観的になったり、努力する勇気を失ってしまってはなりません。
すべてが変化していくので、苦もいつまでも続くものではありません。つらい時にこそ「気付き」が必要です。
何事も積極的な心を持つか、消極的な心を持つかで、また僅かなきっかけ『気付き』で、運も人生も変わります。


自分の欠点や弱点、反省、悪霊の影響

私達は、自分の欠点や弱点に、なかなか気付きません

自分の欠点や弱点がわかり、反省するときが、自分自身の殻を脱ごうとしている時なのです。自分自身を反省し、殻を脱ぎ捨てることができれば、さらに一段と成長することができます。

今まで生きてきた人生の悪かった事を、一つ一つ反省をし、懺悔してください。懺悔し、反省することにより、あなたの運も人生も変えることができます。

悪き行いをすることにより、悪しき霊的な影響を受けます。そして、精神に攻撃をする悪霊のため、精神病になる場合があります。悪霊に憑りつかれると、人生も運も一段と悪くなります。

現代人は、何らかの霊的影響を受けています。
いかなる場合でも、心を清く正しく持ち、高次元に波動を合わせて下さい。高次元の波動に同調していれば、低級霊は同調できません。悪霊の憑依に打ち勝つために、自分自身が積極的な心を持ち、仏法の真理を学んで下さい。

霊に憑りつかれた場合は、除霊、浄霊が必要です。気軽にご相談下さい。


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