体験修行の感想文・体験談
30代 体験修行 女性
一泊二日の体験修行を終えて、大きく2つの事を感じました。
一つ目は実際に行うことの大切さです。お百度参りや滝行をはじめ、般若心経を唱えたり写経をしたりするなかで、見るだけ聞くだけではわからなかった感覚を味わえました。お百度参りと滝行を行ったあと、三階の本堂で僧侶さんと行の振り返りをしました。
感想をたずねられて、「お百度参りも滝行も、やってる最中は何も考えられずただ必死にやっていた。終わった後は体がポカポカして、スッキリとした気持ちになった。」と答えると、「それは成功ですね」と言っていただきました。お経や写経も、ずっと唱えたり文字を写し続けたりしてると、自分の思考が無くなって、頭の中が空っぽになる感じがしました。
情報があふれた社会の中で生活したり、目が回るような忙しさの中仕事をしていたりすると、あまり味わうことのできない感覚なのではないかと思います。
二つ目は、修行体験を通して子供たちは大きく成長するだろうな、という事です。
一日目の夜や二日目の午前中は、修行体験に来ている子供たちと話しをしたり、一緒に行をしたりすることが多くありました。
スマホやゲームが生活の大部分を占め、親が家事をしたり自分たちの為に働いてくれるのが当たり前の日常から、単身天光寺に来て生活することで、気づく事や感じる事はたくさんあるのではないかと思います。修行体験中はわからなくても、家に帰って日常生活に戻った時に必ず気づきがあると思います。職業柄、日々いろんな子供たちに接しているので、特に小・中学生が体験修行を経験したら、かなり変化があるだろうな、と感じました。
一泊二日という短い時間でしたが、普段まず味わう事のできない貴重な経験ができました。ありがとうございました。