臼杵山 真言宗 天光寺

東京都西多摩郡檜原村にある天光寺では「企業研修」「社員研修」を行っております。「除霊」「お祓い」や「水子供養」「先祖供養」「護摩焚き(供養)」のご相談はもちろん、「ヒーリング」「体験修行」「滝行」「写経」「瞑想」といった半日体験修行ができます。

感想文・体験談

体験修行の感想文・体験談

自分が主人公」「腐っても鯛」といった言葉を聞き、今までの自分はどうだったろうと考えさせられました。

自分にあまりに自信が持てず、消極的な部分を良くはないとなんとなくは思っておりましたが、具体的にどうすることも出来ず過ごしておりました。

今回、そんな自分に何かきっかけのようなものが生まれればと修行体験をさせて頂きましたが、いい意味で常識だと思っていたこと、固定観念みたいなものが変わった気がします。

まず「あいさつの作法」や「光明真言」、「般若心経」、「三糧」などの作法を教えて頂き、正直なところ少し浮ついていた気持ちを引き締められました。続いて行われた「お百度参り」、「滝行」これらについては今回のメインとも思っていたので、知識としてはなんとなく言ったつもりでいました。

裸足でコンクリートの上を走ることについては、あまり不安もありませんでしたが「三禮」をした際に、足がつりそうになり、日ごろの運動不足を実感致しました。

滝行では当日はお天気も良く、暖かかったのもあったので、予想以上の冷たさと滝の勢いにおどろかされたのをよく覚えています。冷たいというより少し痛いといったほどの水、自分の唱える御報法号と打ちつける滝の音以外が一切聞こえず、わずか数分間だけのはずが、途方もなく長く感じられました。また途中座る際に、足がつりそうになってしまったので、日常からもう少し体を動かそうと決心しました。

滝に打たれている間は、冷たい水、滝の勢い、息苦しさなどとにかく苦しいという気持ちでいっぱいになりましたが、段々と一緒に参加された他の方々の御報法号が聞こえてきて、何か言葉には出来ない安心感のようなものを感じました。心のこもった応援や励ましというのは受けた側にとって、力になるものなのかなと思い、自分も他人に対して自然に応援できる人間になりたいと思います。お百度参り、滝行の後に般若心経の読経をさせて頂きましたが、一時間の長さと、読み続けることの苦しさを体感致しました。

普段、故人のお通夜や告別式、法事などでお坊さんのお経を聞いてはおりましたが、これほど難しいものだとは思っておらず実際に自分で読んでいると息が続かず、息継ぎもままならずで散々な形となりました。何度も何度も読んでいると、段々リズムのようなものがつかめてきたと思う時もありますが、通してつまらず唱える事は最後まで出来ませんでしたが

ところどころ上手く出来たかなと思うところもありました。

普段見つけたり、聞いているだけでは分からない物があることを身をもって知りました。そして、自分の中で日常に戻っても何とか練習したいと思った「写経」、筆を取るのはかれこれ二十年以上ぶりであることを差し引いても、あまり良くない出来だったので何とかしたい気持ちです。出来についてはさておき写経については二時間、その一点のみを考えて集中して過ごすことが出来ました。普段、この時ほど濃密な時間は無いので貴重な体験でした。

そして聞かせて頂きいた法話、最初に書いた言葉が心に残っています。今まで自分に自信が無い為、人と仕事上であっても声がかけられないといった事がたくさんありました。しかしこの法話を聞き気持ちがとても大事であるという事、また短い日数であまり深くできたとは言えませんが、自分で決断して、自分で動いて、自分の意志でこの二日体験し最後まで出来たことは自分自身にとって小さくても確かな自信になりました。この二日間で得たものを明日からの日常に活かせるかは分かりませんが、今までの視点とは少し変わった視点で仕事や生活を送っていけると思います。また迷った時は、もう一度こちらをたずねる事もあるかもしれませんが本当にありがとうございました。