臼杵山 真言宗 天光寺

東京都西多摩郡檜原村にある天光寺では「企業研修」「社員研修」を行っております。「除霊」「お祓い」や「水子供養」「先祖供養」「護摩焚き(供養)」のご相談はもちろん、「ヒーリング」「体験修行」「滝行」「写経」「瞑想」といった半日体験修行ができます。

感想文・体験談

体験修行の感想文・体験談

一泊二日の修行をさせていただきありがとうございました。滝行にて自らの心の汚れを流したいというのが主な目的ではありましたが、宿坊をさせていただいたことにより思わぬところで沢山の学びがあり、大変有り難い時間をすごさせて頂きました。体験させて頂いた一つ一つの事を振り返ってみたいと思います。
まずは滝行に行く前の真言のとなえ方やさまざまな作法。全く知らないことばかりでしたが一からゆっくりお教えいただいたおかげで教本を見ながらですが口にすることができるようになりました。そしてそのご真言などを用いたお百度参りや滝行。心と体は一つなのだと実感いたしました。素足で外を歩き大地の感触を感じるというのは何年ぶりだったでしょう。ぬくぬくとした生活をしているせいか体のセンサーが弱くなり、弱くなっているなと感じました。やはり人間の体は使わないと段々おとろえていくと感じました。また、逆に普段何気なく使用している服やクツなどの有り難さを知りました。滝行でも感じましたが心のもち方で身体がある程度コントロールできるのだと思いました。これは病や普段の気の持ち方の参考になりました。更に、もし一人であの滝行をやりなさいと言われたら・・・?今回は多くの参加者の方、お導き下さったお寺の方がおられたので完了することができました。冷たい水の中での皆の声がどれほど力になったことか。仕事においても、自分一人の力で行うことは限りがありますが、皆のサポートや皆の力でなしとげる方がより大きなことが出来るのだ・・・と思いました。自分は、一人の方が早い、他の人にまかせるなら自分がやった方が早いと思いがちですが気を付けたいと思います。また、山の神様、滝の神様に今回の滝行を見守っていただき、出来たことも大きなことでした。目には見えませんが、お守りいただいていることを感じることができました。
今回は年末年始の護摩焚きにも参加させていただきました。正直な所、日中の疲労が体に出ており、一分でも早く寝たかったのですが、その待ち時間で、本当はいつも時間はあるのに、スマホやパソコンなどで無駄な時間をすごしてしまっているのではないかと思いました。
今回修行中は電子機器はあずけさせて頂いていたことがこの気付きにつながっています。いつも無意識に電子機器を手にとってしまうため、今後は手にする前に「今本当に必要なのか」を一瞬でも考えてから手にとりたいと思いました。そして、この待ち時間も、実はお寺の方々は忙しく動いておられました。何か出来ること、お手伝いをさせていただきたいとお声がけすれば良かったと後悔しています。自分が「お客さん」になってしまっていました。このような所が普段の生活でも出ていると気付きました。自分が良いと思ったらまず動いてみればよいのにそれをしない、他人がどう思うか?とか断られたら嫌だな・・・と思ってしまう。もったいないことを今回はしたと思いました。
大人になると本当のことを言ってくれる人がとても少なくなり、段々と自分が傲慢になってしまうような気がします。しかしお寺では、良いことは良い、悪いことは悪い、としっかり口に出し相手を軌道修正して下さっていました。とても有り難い場であると思いました。
お写経、お写仏は心の平安を取りもどす時間をいただけたと同時に、自分のクセのようなものを発見しました。「めんどうくさい」と思うと、適当になってしまう・・・ということです。集中力がないためあちこちに目移りしてしまうので直したい部分です。しかし今回気が付いたのは「めんどうくさい」と思ったら一度休憩を入れて気分をリフレッシュすれば良いのだ、長距離も一歩一歩なのだと思いました。更には、一日一日を一瞬一瞬を大切にすごして行こうと思いました。時々顔を出してお話をいただいた住職様のお話からも多くの学びをいただきました。一泊二日という大変短い期間ではありましたが本当にありがとうございました。