臼杵山 真言宗 天光寺

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体験修行の感想文・体験談

私は今現在アルバイトをして暮らしており、このまま非正規の仕事で一生を過ごすことになるのではないかと不安を感じておりました。

この事を両親に相談すると、一度お寺などで修行して自身と改めて向き合ってみたらどうかとアドバイスを頂き、インターネットで体験修行を一般の人向けに行っているお寺について調べ、その中で家から最も近いお寺として真言宗臼杵山 天光寺について知りました。

天光寺のホームページを拝見させて頂き、体験修行の内容について調べさせて頂いたところ、他のお寺にはなかなかない滝行に興味を引かれ、家からも電車・バスで行ける距離でもあったので今回体験修行に申し込ませて頂きました。

体験修行当日、最寄り駅に着いた時の感想はここは本当に東京なのかと思いました。

見渡す限り山しかないことに驚きました。

しかし、逆にそれほどにのどかで静かな場所だからこそ自分自身と改めて向き合うことができるのではないかと考えました。

駅からバスに乗り、その思いはよりいっそう深まりました。

駅以上に見渡す限りの山と川しかない自然の美しい景色に夢中になっていると、

バスはあっという間に天光寺最寄りのバス停に到着していました。

 

天光寺に着いてまず建物の見た目に驚きました。

私の中でのお寺のイメージは大きい門があるものとばかり思っていたからです。

とはいえ見た目は中身、ましてや自分の修行目的とは何の関係もないと思い直し、早速建物に入らせて頂きました。

お寺の方に連れられ最初に今回の体験修行をするにあったってのお布施を行い、その後に

光明真言・三禮・般若心経などについてのお話を聞かせて頂きました。

ただ正直言って、自分の仏教に対する無理解と普段では行わない長時間の正座も相まって

内容の理解を出来たとは言い難い結果になってしまったことは残念でした。

お話が終わったころには、12時を過ぎており、そのまま昼食となったのですが、私は

精進料理を食べることが初めてであり、野菜自体が苦手であるため、内心不安になりながらの食事でしたが、いざ食べてみると、特になんということもなく普通に完食出来、思った程の事はないと思いました。

昼食後はまず、お百度参りを行うことになりました。体力に自信のない私は不安でした。

案の条、他の参加者の方々のペースと比べるとかなり遅いペースにはなったのですが、苦しさがある程度を超えたところで、頭の中が澄み渡っていく感覚があり、少し修行について理解が深まったような気がしました。

お百度参りの次は私が体験修行の中で最も興味を持った滝行でした。

現代において、一般の人にとっては物語の中やテレビの中などの自分とは無関係な所で行われる物と例にもれず私もそう考えていました。車で山を登り、歩いて十分程度のところにある滝を最初見たときは、思った程ではないと思いました。しかし、それが間違えであったことにすぐ気づきます。

ます水温、5月も終わりの暑くなってきている時期にしては、とても冷たく冬だったらと思うと少しゾッとしました。そして、滝自体も外からみるとこんなものかなと思っていましたが、実際に打たれると思った以上に強く息を吸うことも大変でした。

結局声をかけられる前に滝から出てしまったことが少し悔しかったです。

夜には写経を行いました。筆を持つということが十年以上行わなかったこともあり、最初の方の字は線もぐにゃぐにゃの自分で後に見返した時にひどいと思える出来になってしまいました。

それでも続けていく中でたまに良く書けた字があり、次はもっと良い字をと考えていると

あっという間に終わってしまいました。

修行を始める前の自分と今の自分を比較してどこが変わったかはまだ自覚出来ていませんが、今回の体験修行で確実に変わった部分はあると思います。

その自分をこれからの人生に活かして暮らしていきたいと思います。