臼杵山 真言宗 天光寺

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体験修行の感想文・体験談

この二日間を一言で表すと「内省」であったように思う。余計なこと情報や雑音が一切ない中で苦しい修行を通して自らを見つめ、願うというこれまでにない貴重な経験は、私にたくさんの新たな気づきをもたらしてくれました。

そもそもの修行の目的は大きく2点あった。一点目は、前職で受けたパワーハラスメントのトラウマから逃れ、負の感情から解放されること。二点目は、周囲の人々へのいら立ちや疑心を抑え、受け入れる心を手に入れる事。

数々の修行を通して、目的は概ね達成されたように思う。魂は転生を繰り返し、ようやく人間になってまだ日が浅いかもしれない。私にハラスメントを行っていた人も例外ではない。だとすると、その存在にとらわれ、憎しみに縛られて自分らしい生き方が出来ないのは何と勿体ないことだろうか。それならば私は徳を積み、より価値のある人生を送ってやろうじゃないか。負けてたまるか。

自分のこだわりをもちすぎていないか。それを他人に押し付けていないだろうか。何も聞こえない、意固地になっていないだろうか。私にはどうにも耳の痛い話であった。社会人として、人として年を重ねるにつれ明らかにこだわりが強くなり、「こうすれば効率がいいのになぜしないんだろう」「なんて無駄なことが多いんだろう」と感じる事が非常に多くなった。しかしそれも自らのやり方、考え方に固執した結果であり、万人が同じ思考回路ではない。そして何より、すべて大したことではない。いらだち、疑心を感じたときに一歩立ち止まり、自らの感情を分析する習慣を身に着けよう。これらは全て修行を通した「内省」の結果得られた解である。とはいえ、すぐに足がしびれてしまったり、瞑想に集中しきれなかったりと甘く反省すべき点は多い。次は、ぜひより厳しい冬の修業を経験してまた新たな自分に出会いたいと思う。二日間本当に有難うございました。